わたしの体験談
大型機械を自在に操ってもっとおいしい米やハトムギを!
氏 名
年 齢
就 農 地
就農年次
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水上 淳一(みずかみ じゅんいち)
34歳
小矢部市
平成19年
【法人就業】
― 勤務先の経営概要を教えてください。
私が勤めている農業組合法人田川営農組合は集落の人達が寄り合って作った組合員12軒の組織で、作業は組合長と自分の2名が中心にやっています。農地は中山間地も多く、忙しい時は他の組合員にも、手伝ってもらっています。作目は、主に米(50ha)、麦(8ha)、大豆 (6ha)、ハトムギ(1.5ha)です。
― 就農のきっかけは?
社会に出て10年間の会社勤めや、長距離の運送業などもしたのですが、高齢化した営農組合からの勧誘を契機に、農業のほうが体の続く限り、より長くやっていけるかと思い就農しました。また、幼い頃から機械が好きで農業も身近に感じていたので、大型化していく農業機械に魅力を感じました。
― 具体的な仕事の内容はどんなことでしょうか?
農業機械の運転が主な仕事です。水田の条件が様々なので、一日中気が抜けません。経営面積が増えた時には仕事は朝から晩まで続きハードになこともありましたが、自分で育てた作物を収穫する時は、「やっぱり農業をしていて良かった」と実感します。
― こだわっていることは?
品質の良いおいしいコメ作りですね。毎年秋に堆肥を散布し、稲ワラを一緒にすき込んで土づくりをしています。3年前からコメの直売を始め、年々お客も増えています。
― 仕事を長く続けていくコツは?
どんな仕事でもそうですが、楽しみながらやることですかね。人間関係も大切です。小矢部市の青年農業者が集う月一回程度の定例会があって、同世代の仲間との交流があります。お互い参考にしたり、されたりして、仲良くさせてもらっています。
― 新しく取り組んでいることはありますか?
近年は、ハトムギの栽培にも力を入れています。昨年、富山県はハトムギの生産量が日本一になりました。は種や刈取の時期を分散することにより作業の均一化を図り機械の稼働率を上げていきたいと思います。
― これから農業をはじめる人たちにメッセージをお願いします。
農業は、天候に影響されやすく作業時期も偏る仕事です。手作業も多く寒い時や夏の暑い時はとても辛い仕事です。それでも地域の人たちとともに汗を流し、お客様から「おいしかったよ」と声をかけられた時には自然と向き合うやりがいのある仕事だと実感します。