富山湾

富山県漁業の現況

本県沿岸漁業のあらまし

つくり育てる漁業

滑川栽培漁業センター

氷見栽培漁業センター

○本県沿岸漁業のあらまし

 富山県は、本州日本海側の中央部に位置し、東西南の三方を山に囲まれ、北に広がる富山湾に向かって開いた東西90km、南北76kmのコンパクトにまとまった形状をしている。面積は4,252平方キロで、我が国の総面積に占める割合は、1.2%である。
 黒部川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川の5大水系の他、中小28河川水が、黒部、富山、砺波などの扇状地平野を流れ、富山湾に注いでいる。
 海岸線の延長は約100kmで単調な弓状をなし、湾としては、駿河湾、相模湾等と並び日本を代表する深度を持つ急峻な湾であり、また、海底谷が複雑に発達し、対馬暖流及び日本海固有水(深層水)がごく沿岸まで接近するという好漁場としての条件が揃っている。
 本県沿岸漁業の特色として、約100kmに過ぎない海岸線に約1,485人の漁業者が生活しており、この密度が非常に高いことが挙げられる。
 特に、定置網漁業が古くから盛んであり、現在、定置漁業権に基づく定置網の数は80ヶ統、小型定置網の数は約70ヶ統にものぽる。定置網では、対馬暖流系の回遊性浮魚類や沖合から産卵のために回遊してきたホタルイカなどを漁獲対象としている。 この他、シロエビやホッコクアカエヒを対象とした小型底びき網漁業も操業されている。
 養殖業は、陸上ヒラメ養殖、陸上アワビ養殖及び海面ワカメ養殖が行われている。
 本県の総漁獲量(属人)は概ね4万トン(平成17年は38,534トン)であり、沿岸の定置網漁業、沖合のいかつり漁業で全体の5割近くを占めている。総生産額(属人)は、平成17年で約142億円となっている。

(富山の水産:富山県)