農業法人に就職するには
経営作目もほとんどの法人は、コメを主体に大麦、大豆や野菜、果樹などを組み合わせた複合経営を行っており、近年は加工や直販などに取り組む法人も増えています。
また、自営農業を開始するのは資金や技術などを要するためハードルがやや高いと言えます。しかし、農業法人への就職は、給料をもらいながら技術も身につけられるため、経験や技術を積んでから何年か後に自営農業をしたい人にとっては有効な就農スタイルと言えます。 農業法人のほとんどは、就業規則や社会保険、福利厚生も整っているので、安心して勤めることができます。給与水準は地元の役場や農協を目安に設定しているところが多いようです。 農業法人が求める人物像とは 新卒はもちろんですが、近年は販路の拡大や新商品の開発に取り組む必要性から、他産業での経験を持った方など、多様な人材も求めるようになってきています。 また、農業法人の中には経営の継承者確保に苦労しているところも少なくなく、将来のパートナーとして頑張ってくれる人を求めている場合もあります。
就農相談会などで興味を引く情報を得たら、とにかく現場を必ず訪れてその法人の方の話を聞くことが非常に参考になります。その際家族も同伴して判断してください。 また、農業の経験がなく、農業への適性を含め不安に思っている人も多いと思います。 農業法人への就職は、自営農業を開始する場合に比べてリスクはかなり小さいといえますが、安易な選択は後悔のもとです。採用面接の前に、研修という形で何日か体験されることをお薦めします。経営者と相談してみてください。就職(採用)にあたっての約束事は必ず書面で行ってください。後々のトラブルを避けるためです。 なお、富山県では、円滑な農業法人への就職を進めるために、1年間、農業の基礎的技術や機械操作などを学べる「とやま農業未来カレッジ」を平成27年度より開校していますので、ぜひ活用してください。 戻る |