とやまの林業を知る
データで見る富山県の森林・林業
県土の67%が森林
富山県の森林面積は約285千haで、県土425千ha の67%を占めています。
森林の63%にあたる180千haは民有林で、そのうち、人の手によって森林更新が行われる人工林は51千haで、民有林の28%を占めています。
富山県森林政策課調べ
富山県の森林
県内人工林では面積の93%をスギが占めています。そのうち9齢級(41 年生以上)のスギが、面積・蓄積ともに全体の8割以上を占め、本格的な利用期を迎えています。
充実してきた人工林資源
富山県森林政策課調べ
環境省:日本の現存植生図から作成
優良無花粉スギ「立山 森の輝き」
富山県では、平成4年に全国で初めて無花粉のスギ個体を発見して以来、この遺伝様式を解明し、9年の歳月をかけて林業用として優れた優良無花粉スギ「立山 森の輝き」を開発しました。
平成24年度からは、この苗木を林業用苗として出荷を開始し、森づくりの新たな取り組みとして、スギ人工林の再造林地にこの無花粉スギの植栽を進める、優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及推進事業に取り組んでいます。
今後、無花粉スギの植栽が進むにつれて、穏やかではありますが、花粉飛散量の軽減に繋がるものと期待されます。