先輩就農者の声
先輩就農者の声
笑顔で元気よく無理をしないをモットーに
経営の概要は?
主な作物は水稲で、コシヒカリ27ha、てんたかく7ha、てんこもり9ha、直播き5ha、大麦18ha、にんじんや白ねぎなど野菜を1ha作付けしています。
就農のきっかけ、就農までの経緯、就農の際の準備は?
一般企業で営業マンとして働いていましが、諸事情で退社しました。しばらく仕事をしていませんでしたが、知人から太陽のもとで仕事ができる農業を勧められ、当社でアルバイトを始めました。その後この会社で働きたいという思いが強くなり、正社員として採用をお願いしました。
就農後の感想は?
当初は機械の通ったあとの泥の始末や機械作業の手元などをしていました。見て学ぶことが多く、農業機械の性能に驚き、この先の農業は機械化が主になると実感しました。
田んぼの耕起や代掻き、田植え、水管理、稲刈りまでをスムーズにできたときは、自分のやってきたこと、苦労が無駄ではなかったと思うようになり、そういう意味では仕事が楽しいと思います。大変だと思うことも多いですが、辞めたいとは思いません。
また、野菜ができたとき、売れたときに「美味しい」「ありがとう」と言われた時は嬉しい。地元の方に顔と名前を知ってもらい頼りにされ応えられたことも嬉しかった。
現在の仕事の内容、モットー、これからの目標は?
今年1月に役員になり、従業員だったときとは見方が変わりました。今は、作業の全体把握、工程管理、業者との打合せ、アルバイトの調整や予定表の作成などをしています。
必ず朝礼し、作業者の体調の確認、作業の役割分担の周知をしています。安全作業を重視し、無理をさせないバランスの良い人員配置を心掛けています。
これからは、収益を伸ばし、耕作放棄田をなくし、集落の方々の雇用を伸ばしたい。ただ、収益を伸ばすことは重要ですが、その前に一つ一つの作業を理解し、これからも魂を込めて作業していきたいと思います。
「笑顔で元気よく無理をしない」をモットーに、無理のない経営規模、作業を継続して地域に根差した営農活動をしていきたいと思います。
これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
農業を始めるきっかけは人それぞれだと思います。色々な知識を吸収するには教科書だけではわからないことが沢山あります。現場で作業を体感し、周りの作業者の動きを見て理解し実行し、また考える。周りが変わるのを待っていては遅く、自分が変われば周りも変わるという思いが大切です。