先輩就農者の声
先輩就農者の声
自分が楽しく面白いことをして儲かる農業を目指していきたい
経営の概要は?
法人の経営面積は、水稲48.6ha(うち種子2.2ha)、そば2.3ha、花卉などです。平地と丘陵地の中間に位置しており、傾斜地で田んぼの区画も小さい地域です。山間地にも少なからず面積を拡大しており、不耕作地の改善も行いながら地区の農地の維持を担っています。
就農のきっかけ、就農までの経緯、就農の際の準備は?
農業高校から短大を卒業して地元の農協に就職し、営農指導員として地元の担当になりました。仕事をしていく中で将来の担い手がいないと思い、自分が地元の農業を担っていこうと退職を決意し、農業法人に就職しました。その後、その農業法人を退職し、地元の農事組合法人に入り、現在は理事の職に就いています。
農業法人では初めは大変でしたが、そこで学んだことが今の仕事の大きな財産となっており、その経験が大いに役立っています。
就農後の感想は?
農協では農業の全体の流れや仕事内容は理解していましたが、実際行うと知らないことが様々ありました。また実際やっていないとわからない細かい作業等知らないことが多く、自分の無能さを思い知りました。
毎日、一生懸命だったので毎年あっという間にすぎ、色んな事を考える余裕がありませんでした。地元の農事組合法人に入ってからは自分の時間も増えたので、将来の農業を考える時間が増え、やりたいことが増えました。地元の農業に貢献できている事がうれしいと感じています。
現在の仕事の内容、モットー、これからの目標は?
農作業全般及び庶務、作業計画の作成などを行っています。地域のために何ができるかを考え、今できることを精一杯頑張り、将来の農業者のためにより良い環境を作っていきたいと考えています。特に鳥獣被害もあり中山間の農地が荒れているので何とかしたいと思っています。
これからは、自分が楽しく面白い事をしていき、その結果「儲かる」農業を目指していきたいです。それと同時に地域も活性化するような下地を作っていきたいと思っています。
これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
大したことは言えないですが、色々なものを見てきてください。例えば、生産物であったり仕事内容であったり。一人ではわからないこと、考えつかなかったことでも、色々なところに出向き見ることによって見えてくるものが必ずあると思います。それが今後の仕事に必ず活かされてくると思います。