先輩就農者の声
先輩就農者の声
確固たる意思をもって取り組め 周りからの協力を求めよ
経営の概要は?
きゅうり14a、トウモロコシ100a、カリフラワー260a、ブロッコリー10a弱を栽培しています。収入のすきまが生じない様に労働が平準化する様に品目や品種を組み合わせて、安定出荷を目指しています。
就農のきっかけ、就農までの経緯、就農の際の準備は?
東京から帰って何をしようかと思っていた時に町の農業法人の募集を見つけとりあえず就職しました。2年間働いていましたが独立するのなら、今でないとダメだと思い、未来カレッジに入学しました。カレッジ卒業後はトマトをやろうと思って八ケ山で研修していましたが、福島さんからの誘いもあって、新川キュウリに取り組むこととなりました。キュウリは7月いっぱいなのでその後はカリフラワーを徹底的に教わりました。
就農の際の準備としては資金が必要だったと認識させられました。150万円は非常に大きいと思います。あとは機械・施設などの資本装備、それから土地、これらはすべて廃業された福島さんから手配いただいたものです。
就農後の感想は?
体力的にはきつい部分はありますね。また、自営就農となると自分でけりを付けなければならないし、終わるまでやらなければならない。今は労働力を確保しておりますが、もし、一人でやるとなると暗くなるし、続かないと思います。農業は決して一人でやるものではありません。
良かったことはスーパーなどの販売店から「全部買い上げるよ」と評価してもらったこと。
また、直売所などで「カリフラワーがこんなに美味しものだったとは思わなかった。」と言ってもらったときは大変嬉しかったです。
現在の仕事の内容、モットー、これからの目標は?
モットーはやるべき時にしっかりやらないと良いものはできない。あとから修正が効かないので、適期適作業ですね。
新たな品目として、セルリーを大々的に作りたいと思っています。作れば売れると思います。居酒屋のセルリーの朝漬けには本当に美味しくてびっくりしました。ハウス栽培で夏のキュウリから冬のセルリーにチャレンジしたいと思っています。スイートコーンも拡大したいですね。
これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
資金面の手当は絶対必要です。できれは後継者がおらず、技術力を含め経営継承ができればベストですね。資材はやたら高くなっています。200万円だったハウスは半年で240万円ですからね。