先輩就農者の声
先輩就農者の声
苦しい時もあるが、農業は大変良い仕事 一緒に頑張りましょう
経営の概要は?
米100ha・大麦20ha・大豆20haの他、露地野菜としてエゴマ、加工用キャベツ、ネギ7ha、施設野菜としてトマト・レタスで1棟、加工品としてにしんの麹漬、豆腐などを生産・販売しており、地域に根ざした農業を行っています。
就農のきっかけ、就農までの経緯、就農の際の準備は?
小学校の時から農業機械に乗せてもらったり、農業祭での売り子などを経験し、楽しい思い出となっています。もともと農業が好きだったことから、大学卒業後は何の違和感もなく、当時、父が社長だった当社に就職し、現在に至っています。
就農までの準備としては免許の取得ですね。現在、持っている免許としては、大特、中型、ドローンなどです。
就農後の感想は?
大きな面積を10人程で役割分担しながら、良くやっていると思いますし、やりがいを感じています。また、自分で水管理などをやってみて、トータルとして結果は正直に表れます。米が取れたり、取れなかったりとそしてこれは売り上げに結びつきます。
自分は豆腐づくりを担当していますが、残念だったのは父の急逝により、豆腐づくりのノウハウをうまく引き継げなかったこと。もっとしっかりと見とけば良かった。試行錯誤を繰り返しながら現在の味で販売していますが、それでも、何より嬉しいのはお客さんに美味しいねと言ってもらえることです。そういった時もすごくやりがいを感じます。
現在の仕事の内容、モットー、これからの目標は?
主な担当は田植えと稲刈りといった機械作業のオペレータ。そしてこれらの機械のメンテと整備。水稲の水管理と豆腐づくりです。
心がけていることとしては仕事の効率化です。効率化で空いた時間を利用して、極力メンテや整備に時間をかけたいと思っています。機械はお金がかかりますし、当社は若い人が多いので、自分が中心となって、もっと機械に詳しくなろうと思います。
離農する農家が多いので、年間10haぐらいの規模拡大が見込まれます。これらの対応としては、人手の確保も必要ですし、今のご時世、米ばかりではダメなので、夏場に簡単に出せるもの・手のかからないものを試しに作ってみたいと思います。
これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
農業は人に尽くせる仕事。生きる糧の食料を生産しています。つらいこともあるけど消費者の笑顔を見ることによって忘れてしまいます。是非、一緒に頑張りましょう。