先輩就農者の声

先輩就農者の声

構えず飛び込んで、農業を楽しもう

経営の概要は?

 水稲、大豆、人参、ハウスイチゴなど90ha弱の経営です。
「名水の里 黒部米」を基本に地域密着型の農業と観光との結びつきを目指しています。

就農のきっかけ、就農までの経緯、就農の際の準備は?

 ガソリンスタンドで働いていましたが、元々、農村の出身で、農業をやって見たいという思いはありました。そんなとき、ここの社員でもあった友人に誘われ、休日ごとに体験を兼ねたアルバイトに行って、なんとか出来そうかなと思ったので、転職することとしました。

就農後の感想は?

 機械の操作から鍬の使い方まで、まったくズブの素人です。
社長に教わりながらなんとかやりこなしてきました。仕事は体を使うからしんどかったけど、ガソリンスタンド勤めからは想像できない、すべてが新しく面白い仕事でした。
 就農してある程度の経験を重ねるにつれ、大事な機械作業や管理を任せてもらえるようになりました。当社の生産物はすべて一年一作です。自分の作業などの良し悪しによって、作物の成長は変わりうるし、結果として、収量なども変わりうることを知り、農業のすばらしさを実感しました。

現在の仕事の内容、モットー、これからの目標は?

 主な担当はトラクター作業、大豆コンバイン作業、もみすり作業などです。冬場は機械の整備に加え、観光イチゴの接客も行っています。元々、話すことは嫌な方ではなく、ガソリンスタンドや飲食店のバイトで培った話術でもって接客しています。お客さんが楽しそうに会話しながら、美味しいイチゴを食べるのを見ると大変嬉しいですし、やりがいを感じます。
 いつの間にか経験的にも年齢的にも中堅どころとなり、若い社員に仕事を教えることも多くなってきました。仕事を効率よく、気持ち良く、やるためには社員同士の意思疎通が絶対必要だと思います。少ない社員です。仕事以外のことも含め、率先して話しかけるよう心がけています。また、直近の後輩にはこんな姿を見てもらって、自分の様な役割を引き継いでもらいたいと思っています。

これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。

 農業には他の仕事では決して味わえない独特の達成感があります。それは生産物を介して喜びや幸せを人に与えることができるからですし、その産出には手がかかり、すぐにはできないからです。また、機械作業などは一人のことも多く、気を遣わず伸び伸びとできます。
そんな農業をやって見たいと思うのなら、すぐにでも飛び込んでください。構える必要はありません。あとは、なんとかなるものです。

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