先輩就農者の声
先輩就農者の声
自分が作ったものを誰かが食べてくれていることを忘れないように!
お客様の笑顔が1番!
経営の概要(作目、経営面積、特徴、セールスポイント)
ブルーベリーの観光農園(60a、1,000本)を経営しています。
私と妻の2人で頑張っています。
就農のきっかけ(就農前の職業)、就農までの経緯、就農の際の準備
就農は33歳で、それまでは魚津市役所に勤務していました。就農のきっかけは、通学路のリンゴ園など子供のころから農業に親しみを感じており、結婚後、妻の実家で稲作の手伝いをするうちに、「やっぱり農業がしたい」という思いが強くなり、子供たちが喜んで食べていたブルーベリーに着目し、就農準備を進めました。
開園にあたり、県の農林振興センターや果樹研究センターの皆さんに、制度資金の活用や栽培技術の習得、防鳥ネットの設置方法など、いろいろとご教授をいただき、今でも当時お世話になった方と交流させてもらっています。
就農後の感想(思い・イメージの変化、印象深かったこと、良かったこと、嬉しかったこと)
開園して10年目を迎えました。その間、大雪、台風、猛暑等の気候変動や、新型コロナなどの社会情勢への対応に迫られましたが、それらの難題を乗り越えた時には達成感がありました。
また、小学校の遠足で当園を訪れたブルーベリー嫌いだった子供が「むかいさんちのブルーベリーなら食べられた」って笑顔で話している姿は、私にとってかけがえのない喜びでした。
現在の仕事の内容、モットー(心がけている事柄)、これからの目標(新たに取り組んでみたいこと等)
観光農園として多くのお客様に園内に入ってもらっていますが、敷いてある防草シートなどでお客様が転ばないよう気を配るなど、常にお客様目線での対応に心がけています。
今後は、ブルーベリーの生果だけではなく、ジャム、アイス、たい焼き(ブルーベリー入りあんこ)等、加工品の通年販売を実現し、お客様と接する機会を増やしていきたいと考えています。
これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイス
就農前の果樹研究センターでの研修で多くを学びましたが、その時に「なぜこんなことをするのか」わからずに行っていたことが、実践を積み重ねた今になってようやく理解できています。
就農を目指す皆さんには、「自分が作ったものをどこかで誰かが食べてくれている」ことだけは忘れないように!お客様の笑顔を思い浮かべ、農業に取り組んでください。