先輩就農者の声

先輩就農者の声

安心して農業ができるのは 人とのつながりが大切!

経営の概要(作目、経営面積、特徴、セールスポイント)

 白ネギを1.1ha栽培し、7月中旬から年末にかけて中京方面の市場に出荷しています。昨年から長期出荷ができるよう寒さに強い品種を栽培に取り入れ、冬期間は地元市場や直売所に向け出荷を始めました。

就農のきっかけ(就農前の職業)、就農までの経緯、就農の際の準備

 知人より「農業をしてみては?」と誘いを受け、農業法人に雇用就農しました。3年ほど経つと、白ネギの栽培管理を全て任せてもらえるようになり、自信がついたことから独立を意識するようになりました。独立にあたり、農地や機械の確保などの問題があり、県・町・地元JAなどに相談したところ、地元の白ネギ生産者に話を繋いでいただき、遊休農地や中古農機を借りることができました。支援いただいた皆さんには大変感謝しています。

就農後の感想(思い・イメージの変化、印象深かったこと、良かったこと、嬉しかったこと)

 独立後は、栽培管理に加え経営についても悩むことが多くなりました。特に人手の必要な除草と収穫・調整作業の労働力確保が大変です。何とか人材を集め効率的に働いてもらえるよう工夫した結果、作付面積を拡大することができました。
 私の就農した立山町は県内有数の白ネギ産地でもあり、多くのベテラン生産者がおられ、直接指導も受けることができ、安心して栽培に取り組むことができました。

現在の仕事の内容、モットー(心がけている事柄)、これからの目標(新たに取り組んでみたいこと等)

 ここ数年は、栽培期間中の暑さ対策が問題となっています。高温により病害虫が多発すると、収量や品質が悪くなってしまい安定出荷ができません。取引先との良い関係を保つには安定出荷は不可欠です。今後も面積拡大を計画していることから、産地の先輩方やJA等指導機関と一丸となって高温対策に取り組み、高品質で安定した出荷が行えるよう努力したいと思います。一方で、生産者が減少していることから、ぜひ新たな仲間が増えてほしいと思っています。

これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイス

 独立自営就農してからは、人とのつながりが最も重要なことと感じました。関係機関のサポートやいろいろなネットワークを活用しながら農業を仕事としてもらいたいです。頑張った分は必ずむくわれるのが農業です。安心して農業に進んでほしいと思います。

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