先輩就農者の声

先輩就農者の声

新しい環境に飛び込むときは、「長い目」で見てチャレンジ!

経営の概要(作目、経営面積、特徴、セールスポイント)

 水稲48haを経営しています。全面積を2種類の直播で、主食用米、輸出用米、業務用米、酒米、飼料用米を作付し、JA出荷や全国各地へ直売、酒米については地元の酒造会社に出荷しています。令和4年度にはASIAGAPを取得し、安全・安心で品質の良い農産物生産に取り組んでいます。

就農のきっかけ(就農前の職業)、就農までの経緯、就農の際の準備

 就農前は夫とともに神奈川県内のJAに勤めていました。その時から連休を利用して実家の農業を手伝うため、夫と一緒に富山を訪れていました。訪れるたびに都会では感じることのできない豊かな自然と環境が気に入り、平成30年に法人化したことをきっかけに移住・就農を決意しました。

就農後の感想(思い・イメージの変化、印象深かったこと、良かったこと、嬉しかったこと)

 事務が主な仕事ですが、自分にできる農作業をすることで、どう動いたら現場のみなさんが助かるか以前より分かるようになりました。事務でも現場でも、迷ったときは周りに相談することで不安を一つずつ解決しています。また、富山に移住してからは子供達と過ごす時間が増え、仕事と私生活のバランスが取れていることをうれしく思います。

現在の仕事の内容、モットー(心がけている事柄)、これからの目標(新たに取り組んでみたいこと等)

 事務では労務管理のほかASIAGAPに関わる業務や、労働安全のための声掛け・確認も重要な仕事として取り組んでいます。現場作業では、農繁期の作業場での補助、直売向けの精米・発送作業を行っています。また、農産物検査員の資格を取得し、米の販売にも力を入れています。現場と事務の共通点を見つけ出し、全体の作業効率の向上を目指しています。さらには、水稲には無限の可能性があることから米の多様性を追求し、消費者に心を込めたお米を届けていきたいと思っています。

これから就農する(就農を考えている)方へのメッセージ・アドバイス

 新しい環境に飛び込むときは、慣れるまでに時間はかかりますが、自分自身の覚悟と周りの方々の協力があり今日に至っています。人とのつながりを大切にし、「長い目」で見て農業にチャレンジしてください。応援しています。

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