木材価格の低迷とコストの増加といった厳しい状況を踏まえ、下記の経営改善策に取り組んできました。
●新植の中止
平成17年度から新植を中止し、公社造林面積は平成23年度末で7,470haとなっています。
●公社と土地所有者との分収割合の見直し
平成11年度新規契約分から、公社と土地所有者の比率を6:4から7:3に変更しました。
●施業方法の見直し
下刈りを10年生から原則8年生までにし、雪起こしを15年生から、原則10年生までに施業方法を見直しました。
●収入増の取り組み
間伐材の出材と販売促進
無利子の森林整備活性化資金や、低利な施業転換資金等の導入・高利な資金の繰上償還の実施などにより金利負担を軽減。
●公社の統合による役職員の減員と、組織体制や事務事業の見直し
平成15年4月に森林公社は、農業公社と水産公社と統合し、名称を農林水産公社として新たにスタートしました。この統合により管理部門の効率化を図りました。
●国庫事業及び県単事業の積極的な導入による借入金の抑制
●県貸付金の無利子化(平成15年以降)
●公社運営費への補助や無利子資金貸付の拡充
全国の公社と連携して、国や日本政策金融公庫へ、公社の経営安定化に資する支援策の要望
(全国知事会、中部圏知事会議、森林整備法人全国協議会、全国森林整備協会等)