保全活動地区紹介
氷見市 胡桃(くるみ)
農作業体験交流による、低タンパク米「春陽」の普及・PR
有磯高校と氷見市民病院の方による田植え作業
- 市町村名
- 氷見市
- 地域振興立法指定状況
- 半島振興法
- 地区名
- 胡桃地区
- 集落活動の団体名と代表者名
- 胡桃棚田保全活動推進委員会 谷内田 勇
- 集落数
- 1集落
- 農家戸数
- 3戸
- 水田面積
- 21ha
- 地区の標高
- 100m~400m
- 水源
- 湧水
- 営農方式
- 農業法人
- 地区の現況
- 胡桃地区は、市街地から北西に15kmはなれた石川県境に近い中山間地に位置し、約200mの高低差の急傾斜地に棚田が広がっています。
昭和39年に大規模な地滑りが発生し、150haの広大な山林と耕地を壊滅させ、人家も87戸の内10戸を残し、倒壊したり埋没しました。住民は、氷見市街地や石川県へ移住し、現在は3戸が残り生活しています。農業については、国の災害復旧工事により整備された農地で市街地から通う、特異的な「通勤農業」を行なっています。 - 地区の活動状況
- 胡桃地区では、平成16年度から低タンパク米「春陽」の作付けをしており、平成17年からは、農事組合法人くるみ営農組合やJA氷見市を中心に地元農業科高校生や市民病院の職員・患者が参加し、田植え、稲刈りなどのボランティア体験活動を行ない、低タンパク米「春陽」の普及を図っています。
また、平成22年度より「棚田保全活動支援事業」を活用し、ボランティア体験活動をサポートすることで、地区の水田を守ることに尽力しています。