保全活動地区紹介
富山市(旧八尾町) 三乗(みのり)
都市住民との交流を深める「みのり棚田の学校」
田植機の同乗体験
稲刈りの実習(手刈り)
- 市町村名
- 富山市(旧八尾町)
- 地域振興立法指定状況
- 山村振興、特定農山村
- 地区名
- 三乗
- 集落活動の団体名と代表者名
- みのり棚田の学校実行委員会 委員長 山西 陽作
- 集落数
- 4集落
- 農家戸数
- 33戸
- 水田面積
- 27ha
- 地区の標高
- 150m
- 水源
- 野積川、西川倉用水
- 営農方式
- 集落営農
- 地区の現況
- 本地区は、下乗嶺、乗嶺、高嶺、新名の4集落により、平成8年より組合組織を結成して営農を行なっている。
農地1枚当たりの平均面積は、15aと大きい区画ではないが、昭和50年代にほ場整備が完了しているので、田植え・稲刈り期には、最新の大型機械の導入により農作業が効率化され、組合員全てが兼業農家となり、夫婦による週末・休日営農となっている。
このように、営農については順調に推移しているが、他地区と同様に離農・少子化などで、営農の担い手不足が近い将来顕在化してくることが懸念されており、早急にその対策を立てていくことが重要課題となっている。 - 地区の活動状況
- 地区では、平成11年に全国棚田百選に選ばれたことを機会に、「みのり棚田の学校」を開校することにしました。
「みのり棚田の学校」は、春の農作業体験、夏のホタル鑑賞会、秋の農作業体験とおわら鑑賞会など年間カリキュラムのもとで都市と農村のみなさんが交流を深めあう学校です。 春の農作業体験では、田植え実習(手植え)・田植機の同乗体験・野菜の苗植え・春の草木遊びなどを実施します。 秋の農作業体験では、稲刈りの実習(手刈り)・野菜の収穫・大型コンバインによる稲刈り作業の見学など集落全体で取り組んでいます。 農作業のあとは、温泉で汗を流しておわらの鑑賞をします。