保全活動地区紹介
朝日町 南保(なんぼ)
自然体験でわくわく夢づくり
遊休田を活用した新鮮野菜で市民との交流促進
みんなで畝作り
植付け作業
- 市町村名
- 朝日町
- 地域振興立法指定状況
- 山村振興
- 地区名
- 南保
- 集落活動の団体名と代表者名
- わくわく南保活性化協議会 代表 長崎喜一
- 集落数
- 4集落
- 農家戸数
- 117戸
- 水田面積
- 実施面積0.1ha
- 地区の標高
- 50m~100m
- 水源
- 南保荒江用水
- 営農方式
- 個別営農(一部柿出荷組合)
- 地区の現況
- 本地区は朝日町の中心部より南東へ2km離れた山間地域で、南東に流れる2級河川木流川沿いに位置している山村集落であり農業従業者の高齢化、担い手不足、転作率増等により、農村集落に様々な課題をかかえつつある地域である。
又、地区内は壮年層の農業従業者が大半を占め、一区画が50㎡にも満たない田畑が連なり、営農条件が悪いほか、野猿被害が多発し、先人が開拓した段々畑等は、雑木林となり、遊休農地として年々増加しつつある。しかし、一度その段々畑に足を踏み入れ見下ろすと、田植え時期には下の集落の田畑がみずみずしく輝き、収穫時期になると黄金色した稲が、「あいの風」を受けなびき、一年を通じては、夕暮れになると海岸に日が落ち、美しいロケーションを目にすることができる。まさに棚田である。 - 地区の活動状況
- 平成15年度6月30日、南保・越地区の遊休田で「棚田と遊ぼう、夢植えまつり」を開催。地元の南保小学校、さみさと小学校の児童と保護者、教員、婦人会や老人会など88名の参加があり、土を耕し、畝を作って肥料をまき、モチキビやトロロアオイ、さつまいもなどを植えました。
7月に入り、活性化協議会は、町文化体育センター駐車場に接する新川スーパー農道沿いに野菜直売所「南保新鮮農産物市場」をオープンしました。販売する農作物は「なんぼ新鮮野菜」、販売所を造ったのは「なんぼ間伐材」、販売所で頑張っているのは「なんぼ生き生きお母さん」、この魅力的な3つの柱「なんぼトライアングル」が口コミで広がり、オープン初日から約300点の品物が完売!トマト、ナス、キュウリ、枝豆といった無農薬野菜や季節の花も、大人気でした。
当面は、毎週水曜、朝7時から8時までの1時間限定ですが、行列ができるほどの賑わいを見せており、野菜生産に携わっている南保地区のお年寄りにも"なんぼパワー"がよみがえっています。