保全活動地区紹介
小矢部市 宮島(みやじま)
赤カブづくりを通して農村と都市交流
赤カブの栽培
農業祭で赤カブ販売
- 市町村名
- 小矢部市
- 地域振興立法指定状況
- 特定農山村
- 地区名
- 宮島地区(屋波牧、嶺集落)
- 集落活動の団体名と代表者名
- やまびこ会 代表 北村喜一(屋波牧集落)
- 嶺集落 代表 細川栄一(嶺集落)
- 集落数
- 17集落(宮島地区)
- 農家戸数
- 129戸(宮島地区)
- 水田面積
- 70.6ha(宮島地区)
- 地区の標高
- 平均標高100m
- 水源
- 子撫川、子撫川ダム
- 営農方式
- 個別営農
- 地区の現況
- 宮島地域は、市の北部に位置し、砺波山丘陵の南西斜面にある地域である。山地が多く、地滑りによる盆地状緩斜面のいたる所に棚田が点在している。棚田はその7割近くが大規模の基盤整備がなされ、比較的耕作しやすい状況にあるが、高齢化が著しく進み後継者不足となっている現状では、少しずつ耕作放棄地の面積が増えている。
民家は、宮中、矢波、屋波牧、嶺など12カ所に分かれている。平均標高は100mである。地域内に存する宮島峡一の滝は県の天然記念物である。 - 地区の活動状況
- 平成14年度に「小矢部市宮島地区棚田保全活動推進委員会」を発足、屋波牧・嶺集落では、棚田保全活動支援事業による「耕作放棄地利活用活動」を契機に、休耕田を活用した赤カブ栽培に乗り出した。まずは農家から放棄された農地を借り受け、草刈り、耕起。復元した棚田で、赤カブなどの特産品を栽培し、大歳の市や朝市などで販売します。耕作放棄田の復元に向けて、夏の暑い日差しが照りつける中、草刈りを行いました。秋には高品質の赤カブが収穫され、農業祭での販売は盛況に終わりました。