保全活動地区紹介
黒部市 田籾(たもみ)
耕作放棄田の利活用と「布施谷まつり」の開催
耕作放棄田の復元
布施谷まつり
- 市町村名
- 黒部市
- 地域振興立法指定状況
- 山村振興、特定農山村
- 地区名
- 田籾
- 集落活動の団体名と代表者名
- 布施谷ふるさと活性化委員会 会長 岩田 亀久
- 集落数
- 4集落
- 農家戸数
- 76戸
- 水田面積
- 101.74ha
- 地区の標高
- 100m(笠破)~400m(福平)
- 水源
- 布施川(布施川ダム)田籾川
- 営農方式
- 個別営農
- 地区の現況
- 田籾地区は、市の東部に位置し二級河川布施川に沿った中山間地にある笠破、田籾、池尻、福平の4集落をまとめた地区である。地区内の農地(102.28ha)のうち63パーセント以上が1/20以上の勾配があり、畦畔部分の面積が大きいため草刈り、補修などの維持管理に多大の労力や費用が掛かる。近年特に耕作放棄が目立ってきている。
- 地区の活動状況
- 平成9年に田籾集落が中心となり地元「布施谷」(ふせたに、地元では「ふせんたん」)を活性化させることを目的として「布施谷ふるさと活性化委員会」を設立して、平成10年から「布施谷まつり」を開催し都市との交流を行っている。
また、平成13年からは「富山県棚田保全活動支援事業」を導入して耕作放棄田の復元や、布施谷まつりの内容充実を図った。平成14年のまつりには、復元田で地元小学校生と種をまいて育てたソバに地元産のヨモギ粉をを加えた「ヨモギソバ」が、たいへん好評だった。今後も放棄田復元、地場産山菜の栽培に取り組んでいく予定である。